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理想の姿勢・高さ・重心移動を徹底解説
先日、発表会で椅子の高さが合わず、普段通りの演奏ができていないお子さんを目にしました。これではとても残念ですよね。
ピアノ演奏には「座り方」が最も重要な要素です。指の動きや音色、さらには体への負担まで影響を及ぼします。理想の座り方を見直すことで、演奏が劇的に変わるかもしれません。
ここでは、椅子の高さ、正しい姿勢、そして重心移動の基本について解説します。
普段の練習から心がけていきましょう!

理想の座り方 5つのポイント
1. 椅子の高さは「肘の高さ」で調整
- 鍵盤に手を置いた時、肘が鍵盤とほぼ同じ高さ、または手の甲の少し上になるよう調整します。
- 肘が下がると腕や肩甲骨からの重みが鍵盤に伝わらず、良い音が出ません。
- 肘が高すぎると肩が上がり、腕に余計な力が入る原因になります。
💡 肘が手の甲の少し上くらいが理想的です。

2. 良い姿勢を身につける
- 腰が丸まったり、逆に反りすぎたりしないよう注意しましょう。
- 頭から糸で吊られているように、骨盤の上に上半身がまっすぐ乗る姿勢を目指します。
- 肩甲骨から手が自然にスーッと伸びているイメージが基本です。
3. 座る位置は「椅子の真ん中よりやや手前」
- 椅子の真ん中よりやや手前に座ることで、体幹を使いやすく、自然に背筋が伸びます。
- 深く座りすぎると重心移動が制限され、演奏が難しくなります。
ピアノ専用の高さが調節できる椅子を用意しましょう!

4. 足は「床にしっかりつける」
- 両足の裏を床にしっかりつけ、体全体の安定感を保ちましょう。
- 足が床につかない場合は、足台や補助ペダルを活用するのもおすすめです。
- 足元が安定することで、ペダリングもスムーズになります。
5. 重心移動を意識する
- 鍵盤が長いため、真ん中に座っているだけではスムーズに端まで弾くのが難しいです。
- 足を少し引いて体をまっすぐ保ちながら、演奏する方向へお尻の重心を徐々に移動させます。
- 足元とお尻は基本的に位置を保ち、重心だけを動かすことを意識しましょう。
発表会などは普段と違う椅子で弾きますよね!どの高さが良いか自分で把握しておきましょう!

まとめ:普段からの意識が演奏を変える
練習の段階からこれらのポイントを意識することで、椅子の高さや位置がもたらす効果を最大限に活かせます。
姿勢が良いと脱力が自然にでき、音の伸びやかさや表現力が向上します。「姿勢なんて関係ない」と思わず、一つ一つのポイントを試してみましょう。これにより、テクニックや音楽性、演奏時の体への負担まで改善され、相乗効果でどんどん成長が実感できるはずです。
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