皆さん、こんにちは!
今回のブログは、ピアノ演奏において非常に重要な要素である「ペダル」についてです。 「音が濁ってしまう」「タイミングが難しい」といったお悩みをお持ちではありませんか?

ペダルは奥深い要素で、その場の状況やピアノの状態に応じて踏み方を変える必要があり、「耳で踏む」とも言われるほど繊細だと思っています。 正しい基礎を理解しておくことで、状況に応じたペダリングができる第一歩となります。
今回は、ペダルの基礎に焦点を当て、その重要なポイントを解説したいと思います。
ペダルで「良い音」を出すために✨
良い音を出してもペダルが濁っていては意味がない🙅 楽譜通りに踏んでいても濁っていては意味がない🙅 ペダルは、ピアノの音色を豊かに響かせ、音楽表現を深めるために欠かせない要素です。 ここからは、ペダル操作の基礎を説明していきます。
ペダルの基礎1:タイミング
ペダル操作で最も重要な要素の一つが「タイミング」です。 ピアノは多くの音が重なり合う楽器なので、単音では濁らない音も前後の音との兼ね合いで濁ってしまうことがあります。
正しいペダルのタイミングとは?
結論としては、伸ばしたい音を弾いた後にペダルを踏むのが基本です。 間違いやすい例として、音を弾くと同時にペダルを踏むケースが挙げられます。これでは音の立ち上がりを捉えきれず、意図しない音まで響かせる原因になります。
弾いた音を耳でキャッチして踏む!後踏みをしましょう!
基本的なペダリングの流れ
- 音を弾く。
- 弾いた直後にペダルを踏む。
- ペダルを踏んだまま次の音に指を移動させる。
- 次の音を弾くと同時にペダルを上げる。
- 必要であれば、新しい音を弾いた後にペダルを再び踏む。
音を弾くと同時にペダルを踏むと、音の立ち上がり(アタック)の瞬間がキャッチされる前にダンパーが解除されるので音が濁る原因になるので気をつけて!
弾く→聴く→踏む この感覚を覚えることが重要です。

例外も考慮しよう
速いパッセージなどでは、音とほぼ同時にペダルを踏むこともあります。余裕がある場合や長い音符の場面では、基本ルールを意識したペダリングを心がけるといいですよ!
ペダルの基礎2:深さ
ペダル操作で次に大切なのが「深さ」です。 ペダルの深さを使い分けることで、音色や響きのコントロールが可能になります。
- 浅い踏み込み:濁りを防ぎつつ音をつなげたい場合に有効です。
- 深い踏み込み:音を最大限に響かせたい場面で役立ちます。
さらに、途中の深さで「踏み変える」テクニックも存在します。この方法を使えば、響きを保ちながら過度な濁りを防ぐことができます。特に、会場の響きや曲の構成に応じた調整が必要です。
ペダルの基礎3:踏む場所
ペダルを踏む際には、「踏む場所」も重要なポイントです。
- 足の裏全体やかかとを深くつけて踏むのはNGです。
- 親指の付け根あたりで踏むのが理想的です。

この位置で踏むことにより、ペダルを繊細にコントロールでき、音楽表現をさらに深められます。
まとめ
今回は、ピアノのペダル操作において基礎となる3点を解説しました。
- タイミング:基本は音を弾いた後にペダルを踏む。
- 深さ:浅く踏んだり深く踏んだり、状況に応じて使い分ける。途中で踏み変えるテクニックも活用する。
- 踏む場所:足の親指の付け根あたりで踏むことで繊細なコントロールが可能。
ペダルは奥深い要素で、その場の状況やピアノの状態に応じて踏み方を変える必要があり、『耳で踏む』とも言われるほどなんです!
ペダルの使い方においては、基礎をしっかり理解することが大切です。 常に耳で音を聴き、状況に応じてペダリングを調整していくことで、濁りのない美しい演奏ができます!
